
ユースケース3
社内レート配信システム
社内レートを他部署や外部情報ベンダーなどに向けて配信
概要
社内のフロントユーザーが入力した取引終了時の社内レートを、自動的に社内のデータベースに転送するとともに、契約している情報ベンダーに対しても配信するソリューションです。
開発の背景
B社では社内レートを設定するため、フロントユーザーは毎日市場が閉じた後で、Excelに入力された数百銘柄の引け値を配信システムに転記していましたが、これは単純な作業の割に手間のかかるものでした。
エフの気づき
B社に常駐していたエフのエンジニアが、市場が閉じるたびにトレーダーが作業に没頭していることに気づき、その内容を確認。エクセル上にボタンを配置し、これをクリックするだけでデータを一括転送できるようにしてはどうかと提案を行いました。
構築事例 社内レート配信

取引終了時の社内レートを「Feedex」のオンメモリ領域に取り込み、金融計算ライブラリを用いて確定、
その結果を自動的にデータベースへ転送
任意のタイミングで社内共有ファイルとして生成することも可能
導入効果
入力にかかる時間は1時間が数秒に短縮。当初は市場が閉じた後に1回だけ処理を行っていましたが、B社の要望で最終的には20秒に1回のタイミングで配信できるようにしました。ほぼリアルタイムで配信できるようになった結果、営業店の担当者はトレーダーが直接接している市場レートに近い値で取引を行えるようになりました。
これまでの主な事例をご紹介
現場のニーズを汲み取った提案が可能
エフはトレーディングフロアで起こるさまざまな事象を知っているからこそ、数多くの現場でフロントユーザーのさまざまな悩みを解決してきました。詳細なヒアリングと観察を通じて、現場でさえ気づかなかったシステム上の改善点を見つけ出し、EffWinモジュールを活用したアジャイル開発により、現場のニーズにいち早くお応えしてきたのです。ここでは、特に現場から歓迎された3つのソリューション事例を、エフの「解決力」の一端としてご紹介します。
社内レート配信システム
社内のフロントユーザーが入力した取引終了時の社内レートを、
自動的に社内のデータベースに転送するとともに、
契約している情報ベンダーに対しても配信するソリューション