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エフブログ

日付2024-02-22
カテゴリー役員ブログ

キャリア形成の環境

私には、取締役と言う立場で仕事をするようになってから心掛けているひとつの信念があります。

それは、社員が「成長出来る環境を提供する」という事。

その為に、研修制度や奨励金……という話ではありません。

そもそも仕事には色々な役割があります。

顧客と話をして現状で困っている事ややりたい事を聞き出すのが上手い人。
要望を実現する為に、システム構成を考えるのが好きな人。
周囲の人が不調などに敏感な人。
新しい物を作る事を楽しめる人。
毎日コツコツするのが得意な人。
成果を顧客にアピールするのが上手な人。

システム開発から保守までの一般的な流れを人の特徴と置き換えると、向き不向きがあります。

人は自分が好きな事、向いている事をしている時が1番成長出来ると思っています。

そして、もうひとつの側面が、どの程度本人が稼ぎたいか。

「それなりに」「人並みに」と言う言葉をよく聞くのですが、目標は不明確でも、これより低いのは嫌と言う下限は人それぞれありそこから具体化していくと人によりかなり差があったりします。

その上で上記の本人の特性を活かした上で、どの様な職歴を経験する機会を与えれば、本人が思っている20代、30代、40代の「それなり」を満たせるのかを考えて、その環境を提供していく事が会社の経営者の役割のひとつだと思っています。

そういう事に思い至ると、ある意味では子育てと似ているのかも知れません。

勉強なのか、運動なのか、芸術なのか。
友人関係の作り方はどうか。

子供と言うのは親とは別の個人であり、親が出来るのは環境を整えるのに助力する事までで、それ以上は本人がどうしたいのか、どこまでやりたいのかが大切だと思っていますが、
この考えは経営者と従業員でも同じでは無いかなと思う今日この頃です。