

決断を示す事
取締役の坂本です。
新型コロナウィルスの緊急事態宣言は、
今後どうなるのかと毎日の会見を気にしてます。
感染を拡げない為に自粛を行う。
経済を壊さない為に解除を行う。
こういった決断には、絶対の正解はありません。
それぞれの立場での主義、主張はあります。
上の娘を病気で亡くしている身としては、
どんな悩みも生きていてこそと言う想いがあり、
「周りの大切な人に何かあったら」
と思う一方で、
社員の雇用を維持する為には、
「会社がこの状況で破綻すると」
と思う面もあります。
1人の個人でも複数の側面が存在する中、
多数のそれぞれの事情が異なる集団として何かを決断するのは
非常に難しい事です。
政府の決断程大きな話ではなくても、
数十人の会社でも数多くの判断が求められます。
例えば、
「将来に備えるために資金を確保するか否か」
この問いだけであれば確保すべきと簡単に答えは出ますが、
「将来に備えるために(決算賞与を出さずに)資金を確保するか否か」
実現のための条件を入れると話が変わります。
私の立場で言うのも変ですが、
会社運営において取締役は必須の存在では無いと思っています。
日々の業務で会社を回してくれている社員ひとりひとりの方が、
余程必須だと思っています。
だからこそ何かを決定する必要がある時は、
会社としての方針を覚悟を持って決める。
それだけが存在価値だと考えています。
だからこそ思うのです。
難しい事だとは思いますし過去に例が無いのだから間違うかもしれないけど、
必要な時は指針として仮定をおいてでも、決断をして示して欲しいなと。